成瀬 琴羽(Naruse Kotoha)



私の高校生活最後の1ヶ月。






「成瀬。 ちょっと来い。」


担任の西野先生呼ばれた瞬間その瞬間から私の人生の歯車が一気に狂い始めた。





「はい。」




先生の言葉で私の視界から光が消えた









「両親が事故で無くなったそうだ。」








急いで病院に向かった。




病院につくと
顔に傷をつけた両親が何も無かったかの様な顔つきで寝ていた。








「お父さん、お母さん、、、、起きてよ、、目覚ましてよ、、なんで、、!!! なんで。」



今まで溜まっていた涙が全部零れた







「琴羽、、」

私を優しく包んでくれたのはおばあちゃんだった。



「おばあちゃん、、、」




その日私は声が出なくなるまで泣き続けた。












私は何とか奨学金を借りて
大学へ進学した。


そして、進学してすぐに
おばあちゃんが倒れ病気が見つかり入院することになった。





「琴羽。ごめんよ。辛い思いばかりさせて。」



おばあちゃんの言葉に私は笑顔を作る他になにも思いつかなかった。



「大丈夫だよ。おばあちゃん。心配しないで 琴羽は元気だから」








「そうかぃ。琴羽、大事な話が、、」







私はそれから大学からは少し遠いけど

お母さんの妹の家で暮らすことになった。



奨学金の心配もしてくれ
学費を負担してくれると言う。