「じゃぁ、俺のとこに永久就職ってのは

 どう?」

彼女は飲みかけていたコーヒーを

吹き出していた。

真っ赤になって照れる彼女はかわいくて。

「もぅ~、本気にしちゃうよぉ」

照れながらそう言う彼女は愛しくて

「本気にしていいよ」

彼女はうつむいて耳まで真っ赤だった。

ちょっといじめずぎたかな?


でも、君が望むのならばそれでもいいって

本気で思ってるんだよ。


「圭さん・・・キャラ変わりすぎだよぉ」

「そう?」

「意地悪ぅ~」

そう言って膨れる彼女もかわいい。

俺は相当、はまってるらしい。

俺はたまらず、彼女を抱き寄せた。

驚いた顔をしていたけれど、俺の腕の中で

赤くなりながらも嫌がる様子もない。

こんなに側にいるのに、俺はまだ

不安なんだ。


好きだから、好きすぎて彼女のすべてを

知りたくなるんだ。