何度も俺を呼んで・・・
何度も俺が答える・・・

その幸せを彼女も感じてるのかな?

今日だけ側にいてください。


俺はそれだけを望んでいた。



俺だけ時間が止まったせいで
こんなにもあの時と
同じように君が好きなんだ。

あの頃の感情と変わらず君が
好きで・・・

目の前の君は大人になったけど
でも、君が好きだよ。


だから、君を解放しなくちゃ。


「林檎ちゃん?!」


「ん?」


「3年間、毎日来てくれたんだよね?」

「えへ・・」
彼女は恥ずかしそうに笑った。


「明日からは、もぅいいよ」


「えっ・・・」


「もぅ自分の好きなように過ごして・・

 もぅ俺に縛られないでほしい・・・」


「え・・圭さん?」
まだ、顔には笑顔が残っていたが
目からは涙がこぼれそうになってる彼女。