まるで3人で食事に行くかのように
「なに食べたい?」

と病室の中で話した。

「お前はサンドウィッチ好きだしなぁ・・」
それは私に向けられた言葉ではなく、
ロビンは圭さんにそう言った。

「そうだね、今日は圭さんお勧めの
 サンドウィッチにしますか!」
と私も圭さんを交えて話すことが好きだった。

たとえ、返事なんてなくても・・・。

「お前、いい加減起きて・・・
 俺とバトルしようぜ」

毎回、病室を後にするときにロビンは
そう言う。

2人で病室を後にした。

彼の病室に訪れる人はもぅほとんど
いなかった。

お父様もお兄さんも忙しい人なのは
わかる。

でも、もぅ少し彼に会いに来て欲しい。

それはきっと、彼もそう思ってると
思うんだ。