私は本当はもぅ死んでしまいたかった。
そんな風に考えたこともあった。

彼が死んでくれてれば・・・
そんな風にすら考えていた。

そうすれば、私も死ねるって
そう思ったんだ。

でも、彼は目を開けなくとも
そこで確かに生きている。

それは私が逃げちゃダメなことだった。

彼が生きている限り、私には
死ぬことなんて許されない。

私は自分に課せられた罰だと
信じて生きていくことを決心したんだ。


彼が私に与えてくれた非日常・・・
モデルという仕事を今もしている。

彼との唯一の繋がりだと信じてる。

専門学校に進学した私は、
モデルをしながら学生をしている。

専門学校では、私はメイクの勉強を
している。
いつまでも私のような小柄な
モデルの需要があるとは思えないし
ずっと、ロビンさんの仕事を
見てきて・・・メイクで変われることを
自分自身で知ったこともあって
いつかは、私もメイキャップアーティストに
なりたいと思ったんだ。

もぅ死のうとは思わない。
そう自分への誓いをたてたんだ。