「さて、朝ご飯何食べるー?」

「サンドイッチ!!」

「羚くんには聞いてないでーす

早く帰ってくださーい

それで一生戻って来ないでー」

「愛桜、ひどい!!」



そう部屋の隅でいじけだす羚くん

これまたなんと迷惑な



「あー、はいはい。

で、雛乃。何食べるー?」

《トーストでいいよー?》

「ジャム?バター?」

《バターで》

「はーい」




食パンを1枚取り出してオーブントースターで焼く

その間にミルクティーを入れた

そして用意をした



「―――――はい、どうぞ」

《ありがとう、いただきます》

「羚くん、食べないの?」

「え?

...さっすが、愛桜チャン!愛して...ごほっ」



こっちに歩いてくる羚くんの腹に足がめり込む

おー、綺麗に決まった♪



「えー?なんて言ったー?

一切聞こえなかったなー?」

「イエ、ナンデモナイッス」

「なら、いいや」