嫌な予感がして、私は家に帰って来た

その時、私の携帯が着信を告げる




「もしもし?」

ー愛桜、今から逢えるか?

「え、うん。いいけど...」

ーじゃあ、愛桜の家行くから。

「うん、はい、分かった」





奏翔....どうしたんだろう

急に逢いたいだなんて


もしかして....別れ話?

嫌だよ!?





ぐるぐるとそんなことを考えているとチャイムが鳴った






「はーい、いらっしゃ.....い」






思わず固まる

私が付けた覚えのないキスマークが付いてたから






「ねぇ、奏翔。それ、なに?」

「ああ、これ...はぁ!?」






どうやら奏翔も知らなかったらしい

おぞましいものを見るような目でキスマークを見ている







「くっそ、姉貴のやつ....!!」

「奏音さん?何かあったの?」

「この間、みんな揃って俺と姉貴置いてっただろ」





あぁ、倉庫に奏音さんが来た時の

奏音さんが奏翔の姉だって判明した時のね