「あ、すみません。声が出るようになった河口雛乃です。」

――...えぇっ!?マジか、良かったな!!って、おい、美帆やめ



えっ、なにがあったの

海さん大丈夫かな..?



――もしもし?貴女が噂の雛乃ね!

「え、あ、はい」

――きゃあ!可愛い声!!




女の人はきゃあ、と騒いでいた


海さんの....彼女?


愛桜を呼んで携帯を返す






「あ!美帆ちゃん!久しぶり〜!!」


「そそ!もうびっくりした!」


「えー、ちょっとやめてよー。家帰りづらくなるじゃんー!」






愛桜の声は今のアタシにとっていいものじゃなかった

最近では考えられないくらい、心が冷えきっていた――――




☆★雛乃side.end★☆