人を玩具(オモチャ)と呼ぶこの少女は

あの子と1つしか変わらない


なのに人を殺すことに躊躇しない

だって彼女は自分の玩具を壊したつもりしかないのだから

だから、殺した人は壊したと表現し

死期が来て、亡くなった人を腐ったと表現する


だけど、彼女はあの子を壊したりしなかった

それは何年も経った今でも琉風の中で謎のまま





「嫌なものね、捨てたはずの玩具が戻ってくるなんて

しかも、拾われて戻ってくるなんて」




とか言って、彼女はあの子を知らない

正確には、覚えていない

あの子を追い出してからあの子に関することを忘れ

今の性格になってしまった



なんて、もうどうにもならない

引き金は引かれてしまった