東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~

あ、副社長にメールを返さなくちゃ。

新規メールを出すと、宛先を副社長のアドレスに設定した。

本文に何を書こうかと考えた末に、私はキーボードを動かした。

『こちらこそ、ありがとうございました

お昼休みにおうかがいします』

…まあ、こんなのでいいか。

当たり障りがない文章だなとは自分でも思うけど、ヘタに何かを書くよりもこれくらいの方がちょうどいい。

そう自分に言い聞かせると、送信をクリックして副社長にメールを送った。

さ、仕事に集中しよう。

首を縦に振ってうなずくと、仕事を始めた。

それにしても、話って一体何なんだろう?

この間のお礼でもするのかな?

…そんな訳ないか。