東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~

副社長が私の隣に並んだ。

ひょえーっ、何だか変な感じだなあ…。

社長のスマートフォンの画面では身長や躰つきはわからなかったけど、なかなかいい立ち姿をしているなと思った。

身長は少なく見ても180センチほどで、体型は中肉中背と言った感じだろう。

白のシャツに青のストライプのネクタイにグレーのスラックスと言う格好だが、まるでどこかのモデルみたいだと思った。

柔らかそうな黒髪の癖っ毛はパーマをかけているのか天然なのかはよくわからないが、クールで知的で男らしい感じがした。

相手はこんなにも美形なんだから、私みたいな人が隣にいるって言うのはギャグだよね…。

そう思っていたら、副社長がこちらに視線を向けてきた。

「あの…」

「えっ、はい…」

ヤバい、ジロジロ見るなって言われちゃうのかな?

そう思っていたら、
「何か注文をしました?」

副社長がそう聞いてきた。