東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~

それに対して、
「本当に、よかったです」

私も小さな声で副社長に返事をした。

「杉浦くん」

名前を呼んだ梅里専務に杉浦さんは頭をあげた。

「今夜は何か予定が入っているか?」

そう聞いてきた梅里専務に、
「特に予定はありませんが…」

杉浦さんは訳がわからないと言う顔をしながら質問に答えた。

「今夜、それも君の都合がよければの話だが…どうだね、飲みに行かないか?」

梅里専務からの誘いに、
「はい、もちろんです!」

杉浦さんは笑顔で返事をした。

笑顔で話をする彼らに、
「パパ、私も一緒に行っていい?

私だけ仲間外れにしないよね?」

ちよみさんが声をかけた。

「ああ、もちろんだ。

何だったら、母さんも誘おう」

そう言った梅里専務に、
「ホント!?

やったー!」

ちよみさんは笑顔で手をたたいた。