東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~

哀れです、副社長…。

巻き込まれた副社長はどうすればいいのかと言うように私に助けを求めてきたけれど、私もどうすればいいのか全くと言っていいほどにわからない。

もう何と言うことでしょう…。

すっちゃかめっちゃかな展開に、私は頭を抱えたくなった。

「約束させてください!」

杉浦さんが言った。

彼は頭をあげると、唖然となっている梅里専務の手を握った。

「派遣社員で、そのうえ未熟者ですが…ちよみさんを必ず幸せにします!」

杉浦さんは梅里専務に宣言をした。

「ですので…娘さんを、僕にください!

お願いします!」

杉浦さんは再び梅里専務に頭を下げた。

「パパ、お願いします!」

ちよみさんも杉浦さんの隣に並ぶと、一緒に頭を下げた。