東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~

「おとといの休みに苗が家にきて、彼女から全てを聞いた。

その時に神戸行きのことを話したら、仕事を辞めて一緒についてきてくれるって」

そう言った村坂さんの顔はとても嬉しそうで、
「よかったですね」

私は声をかけた。

「結婚は向こうについて状況的に落ち着いてからになるけれどね」

「とりあえず、ヨリを戻して一緒に行くことになってよかったですね」

そう言った私に、
「だから、君もちゃんと好きな人に気持ちを伝えなよ」

村坂さんが言った。

「えっ?」

それに対して思わず聞き返したら、
「好きな人がいるんだろう?

もし気持ちを伝えていないんだったら、ちゃんと伝えた方がいい」

村坂さんが続けて言った。