東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~

「つづりちゃんとの関係は?

もしかして、彼氏って言うことはないよね?

あの子からつきあっている人はいないって、ちゃんと聞いたんだよ?」

父が木田さんに質問をした。

「残念ながら、2人の関係性はわかりません。

でも、もしかしたらそのような可能性もあるかも知れません。

最近できたと言うこともありえます」

「そんな…」

木田さんのその説明に呟いたのは、俺だった。

つづりさんに彼氏って…彼女も年頃だから、いてもおかしくはない。

だけど…俺の気持ちはどうなってしまうのだろう?

そう思ったけど、彼女に好きだとかつきあってくれと言って告白をした訳ではない。

彼女からそのような言葉を言われた訳ではない。

「光明、もうそろそろでつづりちゃんが出社してくるだろ?」

そう言った父に、
「…そうですね」

俺は呟くように返事をした。