「もう帰りましょうか?
またさっきのようなことになると面倒なので」
「えっ…」
副社長はグラスの中のカクテルを飲み干すと、
「ハヤテくん、お会計」
財布から1万円札を取り出した。
まだ何にも聞いていないんですけど…。
「つづりさん、行きましょう」
声をかけてきた副社長は帰る気満々だ。
「あっ、はい…」
仕方ないのでお会計を済ませようとカバンから財布を取り出そうとしたら、
「一緒に払っておきましたから」
副社長に止められた。
「あ、ありがとうございます…」
呟くようにお礼を言った私に、
「どういたしまして、また駅まで送らせてください」
副社長はそう言って椅子から腰をあげたのだった。
結局、何にも聞けなかった…。
またさっきのようなことになると面倒なので」
「えっ…」
副社長はグラスの中のカクテルを飲み干すと、
「ハヤテくん、お会計」
財布から1万円札を取り出した。
まだ何にも聞いていないんですけど…。
「つづりさん、行きましょう」
声をかけてきた副社長は帰る気満々だ。
「あっ、はい…」
仕方ないのでお会計を済ませようとカバンから財布を取り出そうとしたら、
「一緒に払っておきましたから」
副社長に止められた。
「あ、ありがとうございます…」
呟くようにお礼を言った私に、
「どういたしまして、また駅まで送らせてください」
副社長はそう言って椅子から腰をあげたのだった。
結局、何にも聞けなかった…。