そう言って、バッグのポケットに慌てて手をつっこむ私を莉音は呆れた顔で見ていた。
「忘れてたんかい。」
そう言って苦笑する莉音。






私はバッグの中も見た。しかし、さっき入っていたところに手紙がない。
「...どっかいっちゃった〜。電車の中ではあったのに〜。」
私の言葉に再び莉音は苦笑する。
「流石瑞月www」






「そういえばみんな何部に入ったのー?」
私の質問をはじめに、高校の話や思い出話に花が咲き、気がつくと6時30分になっていた。






「瑞月ー。ラブレター見つかった?」
また莉音に聞かれ、探すのを再開した。