改札を出ると、辺りは薄暗くなってきていた。通学や通勤の人たちで賑わっている駅前。






きょろきょろと辺りを見回す。







「瑞月ー!」







振り向くと莉音が手を振って飛び跳ねていた。







莉音は中学時代、部活が同じだった友達。
琉の連絡先を持ってない私の代わりに連絡をとってくれたんだ。