「とりあえず、無事で、よかった。後は、俺がなんとかするから、今日は、もう休め。」

 頭をクシャクシャされて、涙の出そうな私は、しょんぼりと、店を後にした。
 

 あんな風に怒ったレイを初めて見た。
 それでも、私を守ってくれたことが、うれしかった。