───新学期







期待を胸にクラス発表を待つ







今年こそ!






真子と同じクラスにしてください〜







そう思いながら手をぎゅーっと合わせる







「明、そんなに祈らなくてもいいよ?」







「え!?私達同じクラスじゃなくてもいいの!?」







「今年は同じクラスになる気がするな♪」







「それ、去年も言ってたよね…」







そう?と言って笑う真子を私は睨んだ







小学校からの友達である藤井真子は







背が高くて美人でとりあえず完璧な子







携帯小説で主人公になるタイプかな