鳳 初代 姫

それが華音の肩書きだった
当時はまだ4歳
何も知らない幼い子供だった

いや、違うな

『痛み』『苦しみ』『絶望』

華音を支配するのも
華音の人生も
この言葉で埋め尽くされていた

そんな華音を拾ったのが仁だった