信号で止まっていると
ふと横に建っているマンションのゴミ捨て場が目に入る


俺がそれを眺めていることに気づいたのか


「俺さ、今でもたまに夢でみるんだ」


陽がそう言い出した


「奇遇ですね、俺もです。」


そう言った俺は昔の事を思い出して
フッと笑みを浮かべた