「へぇー。なんか怪しいな、それ」
「うん。僕も今見るまで半信半疑だったんだけど、噂は本当だったみたいだね。校舎や使用する施設もぜーんぶ別!それどころか敷地自体も別なんだって。あの白い制服もSクラスの人たちだけしか着れないものらしいよ」
確かに、今一翔たちが着ている制服は黒をベースにしたものだ。
デザインは向こうもこちらも、ほとんど同じで、違うのは色だけらしい。
「んで、そのSクラスは何が特別なんだ?頭がずば抜けていいとか?それともとんでもない金持ちとかか?」
特別扱いをするのには、何か訳があるのだろう。
(おおかた、どっかの大手の御曹司とか、政治家の子どもとかなんだろうけど)
しかし、そんな一翔の予想は大きく外れていた。
「いや、それが…分からないんだ。Sクラスのメンバーが、何を基準に選ばれているのか」
「は?どーゆうことだよ、それ」
「Sクラスはこの学校でも、特別待遇を受けているのは確かなんだ。別校舎っていうだけじゃない。あらゆる面でSクラスが優待されている。もちろん、それを狙ってSクラスに入りたいと思っている人たちはたくさんいるみたいだ。だけど実際には、どんなに頭脳明晰でお金があり、秀でているものを持っている人でも、入らない人は結構いるんだ」
「へぇ…」
「「キャァァァーーーーッ!!!」」
歓声が再びおこる。
それも、さっきまでの比ではないくらい大きなものだ。

