「お前、あいつのことが好きなのか?」

「別にそういう訳じゃない。」

「なぁ、俺から離れんなよ。」

「んっ…。ゆぅ…が…ぁ…」

チクッ

いたっ。

首元に痛みが走った。

「俺のって印。」

「ばかっ…!」

そう言って全力で走った。

トイレに行くと、首元に赤い痣ができていた。

やられたぁ。

それも隠れないところ。

もぉ。何やってんの。

「はぁ。まじかぁ。」