イケメン兄の甘い毒にやられてます

…真夜中。

夕陽は重たい目を開けた。

大分高熱のようだった。しんどくて、喉が乾いて、ふらつくからだをなんとか起き上がらせた。

…ここは、夕陽のアパートだった。

「…夕陽、目が覚めたのか?しんどくないか?ん?それとも、喉が乾いた?」

そう言って壁に持たれていた優が、そそくさと夕陽の傍までやって来た。

「…優くん」
「…どうした?」

「…ごめ、ね…私」
「…いいから、どうした?ん?」

「…喉が」
「…スポーツドリンクでいいか?」

冷蔵庫の中からそれを持ってくると、コップに移して手渡すと、夕陽は礼を言い、それを飲んだ。

「…ありがとう」
「…ん、ほら、もう寝ろ。点滴と薬が効いたら、次に目が覚めたときには熱も下がってるだろうからさ」

そう言うと、優は夕陽をベッドに寝かせて布団を被せた。

「…優くん」
「…寝ろって」

「…優くんの気持ちに気づかなくて、ごめんね。自分のことばっかり考えて、優くんの事、全然考えてなくて、苦しめて」

「…」

優は、夕陽の手をぎゅっと握る。

「…こんな私じゃ、もう、友達でさえもいられないよね…友達失格だよね」

ボロボロと泣き出した夕陽の目に、優は手を置いた。

「…夕陽は、俺の大事な…







親友だよ。





もうわかったから、ずっとここにいるから、なにも考えずに眠れ」