紅桜の元姫

「そんな事してない?嘘ついてんじゃねーよ。」

「まって、聞いて!ねぇ、!」
それでも暁人は話を止めない。

「お前のせいでまた美希が立ち直れなくなったらどーすんだよ。美希は大事な仲間だろーが!」
喉を汗が伝ってる。
必死なんだ、暁人は。でも、わたしはそんな事してない、。

「雫ちゃんがそんな子だったなんて」
「ふざけんなよ。姫だからって!」
「雫にはがっかりやわ。」
そんな事言われて、心はもうボロボロ傷んで痛んで声も出ない。

「っだ、!わたしのはな…聞いて、!
おねがい、!おねが…!」

タン タン タン タン タン。
暁人がゆっくり歩いてくる。