「だからね…あたし-------菜々ちゃん見てるとイラッとするの!」


塩らしい表情から一変……
急に睨んできた。


「智代子ちゃん、今真面目なシーンなんだけど。」


「知らないよー、そんなの。ほんっと菜々ちゃん昔のあたしそっくりなんだもん。好きな人にぐいぐい行かないところとかそっくりでイライラしちゃって。だからつい、きついこと言っちゃったんだぁ。」


智代子ちゃん……


あたし、最初苦手だった。


智代子ちゃんのこと。


でも、今はイメージが変わった。
友達になりたい。

純粋にそう思う。


「菜々ちゃん⁉︎」


あたしは智代子ちゃんをぎゅっと抱き締めた。