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「ウサギ……」


ウサギが恋しすぎてまだ覚束ない意識の中、呟く。


「真くん……」


俺を呼ぶ可愛らしい声で俺は目を開いた


「ウサギ-------?」


しかし、俺の顔を心配そうに見ていたのはウサギではない。


智代子だ。


「智代子。」


あんだけ冷たくしてんのにバカな奴だ


なんでいるんだよ。