いつもみたいにうざくないし、すげぇ静か。


文化祭だからこそ、智代子ははしゃぐだろうなって思っていたのに。


その時……


ガシャーンッ!


『⁉︎』


耳を塞ぎたくなるような割れる音が聞こえて、俺は後ろを振り向いた。


床には皿の破片が散らばっていた。
そして……

『智代子⁉︎』

机の足に顔を埋めてしゃがみ込む智代子の姿が……


『大丈夫か⁉︎具合わりぃの?』

机の脚に顔を埋めている智代子の息は荒くて顔が真っ赤だった

『うん……何か頭痛い。』