→菜々side♪


日が傾き始め、教室で行っていたカフェもテーブルにはお客さんが飲んだり食べたりしたお皿やコップが無残に置かれている。


「お客さん、いっぱい来てよかったねー。」


カチャ、カチャとお皿を重ねながら猫耳をつけた可愛すぎるきよちゃんが口を開く。


「うん。たくさん来たねー。」

「でも男のお客さんはみーんな菜々狙いだったよ?」

「えっ⁉︎そんなことないよー。」


あたしは両手を顔の前でぶんぶん
振って否定する。


「ったく、無自覚なんだから。
アリスの服1人だけだったから超目立ってたし。」