ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

ずるいよ。真くんは……

いつも不意打ちであたしの
心をさらっていくんだから。


「あ!そうだ!いい物見せてやるよ。」

「えっ!」


また真くんに左手を握られ、歩かされる。


しばらく歩いてぴたっと真くんの足が止まった。


「ほら。ウサギがたくさんいる。」

「?」

ウサギがたくさんいる……

何のことかと思ったらそこは触れ合いコーナーみたいでウサギ(本物)の他にも、モルモットやカピバラがいた。