ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

「わーっ……可愛い!」

てちてち歩くペンギンを目の当たりにして、あたしの目はキラキラだ。

「ぷっ……。いいよな。こんなんで感動できるんだから。」

吹き出す真くんをきっと睨みつける。


「真くんはペンギン可愛いって思わないの⁉︎」

「思わないね。」


えーっ!
あんなに可愛いのに!


「ウサギのが可愛いし。」

「///」


また出た。
真くんのさりげない爆弾発言。