→真side☆

放課後、沈んだ気持ちで教室を出る。


ウサギにひどいこと言った。


あいつ……きっと泣いてたろうな。


でも……あいつはあの幼なじみといた


苦手とか言ってたくせに。


あいつが他の奴を好きでも
嫌いになれないのは、俺がウサギにぞっこんだからだろうな。


それに許せないのは何より俺自身だ


ほんとはウサギのこと信じてる。
ウサギは平気で嘘をつくような奴じゃないから。