「ごめんね、蓮くん……あたし……」


止まりかけていた涙がまた溢れ出した


「ほんとに悪いと思ってるの?」


さっきまでの優しい口調とは裏腹に厳しい口調に変わった蓮くん。


「うん。蓮くんのこと傷つけたって思ってる。」


「だったらさ、放課後公園で待っててくれない?言い足りないことあるからさ。」


蓮くん……

それだけ言うと蓮くんはあたしの前から姿を消した。


これでいいんだよね。


だって傷つけたのに何にも言われないってなんだか腑に落ちない。


放課後、再び蓮くんと会うために
あたしは公園へと向かうのだった