「ほんとに許してくれるのか?」


あたしの許すと言う言葉が信じられないのか、蓮くんは疑心暗鬼になって聞いてくる


「うん。ただ、蓮くんとは付き合えないけどね。」


「ごめんな、菜々……やべ。マジ嬉しいかも。」


そんなに嬉しいんだ……
あたしに許してもらえたことが。


「菜々今までいじめたお詫びにさ、今週の土曜どっか連れてきたいんだけど。」


「えっ!いいよ!ちゃんと謝ったんだし!」


「ダメ。それじゃあ、俺の気がすまねぇよ。どっか行きたいとこないの?」


行きたいとこかぁ……
あたしは「うーん……」と、考え頭に電球マークが浮かんできた。