ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

あたしは感謝の気持ちを口にしたのだった。


「ウサギ……」


ギシッ……


えっ!
真くん?


真くんはベッドの上に乗って
寝ているあたしの頬に触れた。


な、何?


「あいつに何かされたら俺に言えよ?」


あいつって蓮くんのことだよね?
ってか、なにかって?


「あたし、蓮くんには何もされてないよ?」

「はぁ⁉︎」


真くんの声が静かな部屋に響いた