ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

「えへへっ……何か真くんの手、きもちいいね?」


あたしはふにゃっとした顔で笑った


「ばか。お前が熱いの。」


「熱いのは当たり前だよ。あたし、40度も熱あるんだもん。」


あたしはまた笑う。


「はぁ⁉︎ばか!だったらチャイムなんて無視しろよ!ぶっ倒れたらどうすんだよ!」

真くんったら……
あたしのこと本気で心配してくれてるんだなぁ……


「バカだなぁ、真くん。
あたしは倒れないよ。」