びっくりして後ろを振り返ると、抱きついてきたのはきよちゃんで隣にいる歩斗くんが苦笑していた。


「お、おはよう……きよちゃん……歩斗くん……」


相変わらずきよちゃんの挨拶は
息が止まりそうだ。


「菜々ちゃん、真と夏祭りどうだった?」


「ふぇっ⁉︎」


歩斗くんに唐突な質問されたので
あたしの顔はみるみる赤くなっていく


「何、その反応……もしかして菜々ちゃんも真のこと好きになったの⁉︎」


「違うよ……」


まだ好きになったって自覚したわけじゃない……