ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

ぱっと顔をあげると、少しチャラそうな男の子があたしを見下ろしていた。


やだ……男の子……
怖い……


「な、なんでもありません……」


あたしはまた下を向いた。


チャラい人はあたしの腕を掴んで
立ち上がらせてくれた……


彼の優しさなんだろうけど
気持ち悪くてたまらなかった。


真くんと出会って男の子大丈夫に
なったと思ったのにな。


いや、違う。