溺愛警報



「え、そんな顔してた?」


「もう、バリバリしてた。どうせ、悩みの種は会長なんでしょ?

確かに会長も色々と馬鹿だけどさ、手に入れたならせいぜい手放さいことね。」



何もかも見透かしたようだ。

僕の心の中を読み取った発言で
少しゾクッとした。



「てか、知ってたんだ。昨日のこと。」


「は?何今更?

…四角関係か何か知らないけど昨日の告白は昨晩にSNSでまわってたよ。」



…まじ、スマホ (SNS) 怖すぎだろ。

あの場にいた生徒はそんなに多くないのに
すぐに知れ渡るって怖い。



「あっ、井上はデート行くならどこに行きたいとかあったりすんの?」


「え、私?…特にないけど。

あの子をデートに誘うならベタな所でいいと思うよ。基本女子は好きな人と行けるならどこでもいいと思うし。

…あっ、あくまでも私の偏見だからね?」



ベタな所って定番な場所か。
映画館とか水族館とか遊園地とか?



「あ、デート行くなら生徒会の仕事全部終わらせてからにしてね。

あと言ったか覚えてないけど君の彼女を生徒会の会計として声掛けたから。」



…え、はっ?!

要するに、汐ちゃんが生徒会の会計になるかもしれないってことか。