溺愛警報




「は?…昨日あんだけの公開告白しといて知らない人がいないはずがない。

あー、えっと汐ちゃんだっけ?

あの子と隼人引っ付いたから機嫌悪いんでしょ?あー、本当にわかりやすっ。」



とにかく、こいつの記憶から昨日の出来事を消し去りたい。



「会長ってさ、汐ちゃんのこと大好きでしょ?わかり易すぎ。

だって、今まであんな会長の心からの笑顔みたことないよ。」



俺、普通に学校内でも笑顔だったつもりだけど自分では気づかなかった。


汐といてる時とじゃ違うってこと。



「ってことで、槇先生に頼んで汐ちゃんを生徒会に誘ってもらってるから。」



…何か今衝撃的なことが聞こえた。
汐が生徒会に入るかもしれないって?


いや、俺会長でしょ?

で、隼人が副会長だろ?


いや、まじで空気悪くなるじゃん。
俺、生徒会長なのに全くきいてねーし。


(俺ってまじで会長なの?)



「あのさ、汐ちゃんが原因で会長と副会長が険悪な雰囲気になられるの迷惑なの。

それに最近会長は仕事遅いし、片想いの子がいてた方がやりやすいでしょ?」



いいえ、全くの真逆です。

逆にやりにくいことを知らないのか、



険悪な雰囲気が嫌だと?


当たり前だろ、いちばん嫌なパターンで汐を目の前で取られたんだから。