素直になるのはキミにだけ

「わかってるって、そんぐらい。まあ彼女もできたことない慎二センパイに言われたくないけど」




「だよなー…っておい！！」




「ははは」




「俺のことは置いといて、一発キスでもかましたれや」




「そんなことしたら１００％嫌われるからやめとけ、蛍人」



気が付けば背後に優希センパイが立っていた。




「だよねー」




「沙弥ちゃんみたいな固い女の子はさぁ、あれだよ。押してダメなら引いてみろってやつ」




「……ふーん。まあ優希センパイの言うこともあてになんないけどね」




「おいクソガキ」




「アハハハ」