「沙~弥~!!!つかれた~」




小走りであたしのところにやってきたのはもちろん茉夏。




「…いいんだよ?茉夏。あんたも部員と一緒に走ってきても」




「え、やだ!絶対やだ!」




「だったら黙ってドリンク補充行くよ」




あたしはひとつ2kgのタンクを両手に一つずつ持ち、ぐずる茉夏を置いてひとり調理場へ向かった。