素直になるのはキミにだけ

* * *

「「結婚!?」」




「やーねぇ、2人とも驚きすぎよ」




「そうそう、生まれた時から婚約者みたいなもんなんだから、いつ結婚してもおかしくないでしょう?」




……昔から言ってはいたけど、本気だったんだ




「いやー、この紅茶はおいしいねえ。向こうに戻ったらまた買おうか」


「そうねえ、これどこの紅茶だったかしら?」




……娘を嫁に出す親が、こんなにものんきでいいものだろうか。




「亮弥なら心配はいらないだろう。だって俺の第二の息子みたいなもんだからな!!」



「おとーさーん!!」




……だめだ、このバカ親子。(※蛍人も人のことを言える立場じゃない)