素直になるのはキミにだけ

【蛍人side】

「はぁ、はぁ…よし」




家まで走って帰ってきたはいいものの、いざとなると緊張する。




ガチャ



「っ、ただいま」




玄関のドアを開けると、ふわっといい香りがした。



穏やかな空気。とても落ち着く……と思えたのは、たった一瞬だった。




バンッ!!!




リビングのドアを開けようとした瞬間、ドアは勝手に、勢いよく開いた。




「「おかえりー!!!」」