持つべきものは、気の良い男友達と優しい後輩女子。
いろいろうまくいかないことがあったって、私は幸せだ…。
悟は、通り沿いのガードレールに私を座らせると、手を上げ、タクシーを呼ぶ。
タクシーが止まるのを待つ間、しばし9月のさわやかな夜風に当たり、その心地良さに、つい眠気が増してくる。
瞼が重くなり、明日香ちゃんに申し訳ないと思いながらも、真横に立っている悟にもたれて目を閉じる。
すっかり広くなった悟の背中のぬくもりに、妙な安堵感を感じて、こうして誰かに寄りかかったのはどのくらい前だろう…などと思っていると、目の前に一台のタクシーが止まった。
タクシーの後部座席のドアが、自動的に開く。
『進藤、歩けるか?』
『あ~うん…』
悟に支えられながら、タクシーの座席に乗り入れる…と、不意に、強い力で左腕を掴まれ、既に車内に半身乗っていたところを、無理やり車外に、引っ張りだされた。
『ッ!!』
咄嗟に振り向き、腕を掴むその人物を見上げて、一瞬で酔いが覚めたのかと錯覚した。
いろいろうまくいかないことがあったって、私は幸せだ…。
悟は、通り沿いのガードレールに私を座らせると、手を上げ、タクシーを呼ぶ。
タクシーが止まるのを待つ間、しばし9月のさわやかな夜風に当たり、その心地良さに、つい眠気が増してくる。
瞼が重くなり、明日香ちゃんに申し訳ないと思いながらも、真横に立っている悟にもたれて目を閉じる。
すっかり広くなった悟の背中のぬくもりに、妙な安堵感を感じて、こうして誰かに寄りかかったのはどのくらい前だろう…などと思っていると、目の前に一台のタクシーが止まった。
タクシーの後部座席のドアが、自動的に開く。
『進藤、歩けるか?』
『あ~うん…』
悟に支えられながら、タクシーの座席に乗り入れる…と、不意に、強い力で左腕を掴まれ、既に車内に半身乗っていたところを、無理やり車外に、引っ張りだされた。
『ッ!!』
咄嗟に振り向き、腕を掴むその人物を見上げて、一瞬で酔いが覚めたのかと錯覚した。



