小山くん!好きです!

小山くんは視線をさまよわせていたけど決意したように両親を見て口を開いた


「父さん、母さん。俺、本当は家を継ぎたくないんだ。
本当は写真家になりたい…わがままなことは分かってる…
けどっ!もう自分の気持ちに嘘はつきたくない!」


小山くんの精一杯の意見を聞いて両親は暖かい目で小山くんを見つめた


「そうか……陵はやりたいことがあったんだな。気づいてやれなくてごめな…これからは陵の好きにすればいい」


小山くんの両親は今まで我慢させていたことを償うように、そして息子の初めてのわがままに答えるようにそう言った


「父さん…でも跡継ぎは…」


そう小山くんが続けようとした言葉は扉から入ってきた少年にかきけされた


「心配いらないよ!兄さん!」