自分のクラスに戻ると、廊下には数人の生徒と綾乃が立っていた。
受け付けに見立てた机の上で、チケットを数えているところのようだ。
「綾乃、お疲れ様ー。交代するよ」
「おつかれ~!朝から大盛況だよ!機材と遮光カーテン高かったからさ、もととれそうでよかった~」
わたしに気づいた綾乃は、嬉しそうな顔で言った。
普段よりも気合いを入れた髪型とメイクがとても似合っている。
「何にも手伝わなくてごめんね、店番がんばるよ!」
「いいのいいの、これがけっこー楽しいんだから!とりあえずお腹すいたから、何か食べてくるね」
じゃあよろしくね~と小躍りしながら走り去った。
