空の色をおしえて



軽く2ヶ月半ほどの準備期間を有したが、何とか無事に文化祭当日を迎えることが出来た。

暦の上では秋となってもまだ、外を歩けばじとっとした汗をかく陽気だ。

晴天とまではいかないけれど、雨の気配は
なく、絶好の文化祭日和といえる。



正門にはたくさんの色が散りばめられたカラフルな看板に『明桜学園文化祭』と大きく書かれていた。

校内は生徒だけでなく外部のお客さんもたくさん集まって、見ているだけでもわくわくしてしまう。



出し物があるのは、各クラスと文科系の部活だった。
美術部の他は演劇部や吹奏楽部といった華やかな部が参加している。

数ある文科系の部の中でも地味な方になってしまう美術部は、高校見学に来ている中学生の人気を得るにはかなり頑張らないといけなかった。

来年度にどれだけの新入部員を獲得出来るか、部の存続をかけて死活問題なのだ。