2学期が始まるよりも少し早く、それぞれの部の宣伝ポスターが、校内の至るところに貼られていった。
たくさんのポスターが並ぶ掲示板を遠目に眺めてみる。
うん、やっぱり頑張って良かった。
わたしの描いた校舎と夕日の絵が1番先にに目に飛び込んでくる。
カラープリンターで量産された橙色のそれは、キャンバスと向き合った時間の長さが揺るぎ無い自信となり、一際目を引いているように思えた。
前途洋々としたこれからの高校生活を思わせる橙色のプリズム。
あるいは希望に満ちた未来を誓う宣誓のようなもの。
胸が高鳴らずにはいられない。
ポスターの右端には、
誇らしげに『作/鈴原 美咲』と書かれている。
